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2015年11月アーカイブ

仏教について⑪の続き。

 こうして魔王の軍団をことごとく撃退したゴータマは、心静かに瞑想を続け、夜明けの光とともに大いなる "魂の目覚め" の暁を迎えるのです。

 大いなる魂の目覚め。
 それはすなわちゴータマ・シッダールタが仏陀としての悟りを得られたのです。二十五歳の時です。



これがどういうことかと申しますと、長くなりますお覚悟!


 どういう悟りを得られたか、ということです。つまり、

『人間の苦悩の根本原因はどこか』そして、
『その苦悩を取り去るにはどうすればよいか』。

 釈尊はこれを得られたのです。

それは "十二因縁" と呼ばれる教えで、説明がされています。


十二因縁(じゅうにいんねん)とは、

無明(むみょう)(ぎょう)(しき)名色(みょうしき)六処(ろくしょ)(そく)(じゅ)(あい)(しゅ) → (う)(しょう)老死(ろうし)


"無明" を原因としていろいろな縁をめぐり、肉体生命をこの世にあらわし、そうして老死に至る...
これが "霊" としての命と、肉体としての生命を結ぶ因果の関係のことを十二因縁、というのです。

①無明...『進化の法則に目覚めていない霊魂の状態』。
       この無明が、遥かな過去世から延々と続いて、肉体という生命現象をこの世にあらわす根本原因。

②行......無明が覚醒のために、感覚を求めて物質世界へと動き出す。 『霊が、生命現象の形成力を持った状態』のこと。

③識......霊が、みずからの意識である "魂" を物質世界へとつなげる状態のこと。
      これは、精神の土台となる "識" を母胎へとつなげることも指す。

<③で、霊魂は肉体と結びついたとされています>

④名色...母胎が動きだし、魂を包みこんだ肉体としての生命が形成されてゆく過程の状態。

⑤六処...母胎のなかで、眼耳鼻舌身意の六根がせいちょうしてゆく段階。

⑥蝕......胎内で成長した胎児は、やがて出産とともにこの世との接触が始まる。

⑦受......この世に生まれると同時に、分娩時の苦しみを味わい、手厚い保護の中に快感を味わう。
      すなわち、『快と苦の感受を体験する』。

⑧愛......快と苦の体験から、ひたすらに "快" を求める根本的欲望に目覚める。

⑨取......欲望を満足させきれない感情の中に、我意識が生まれ、
      満足を知らない執着心となって育ってゆく。

⑩有......そこに、未来世へのカルマが形成される。

⑪生、⑫老死 をたどって、再び、①無明へとつながるのです。

そして、 "無明" がかいしょうされない限り、 "生" から "老死" へとめぐる "苦" を土台とした肉体生命現象が、果てしなく続いていくのです。


 ...これが、生と死を超えたところの見えない世界における生命現象ですが、十二因縁の実相を知識として知ったところで、生きる上での、現実の生活にはなにかの役にたつことではありません。
知ったところで自分の無意識以前の "無明" が消えるわけではありません。

 仏の教えとは、この世で、現在を生きる上での智慧に変えることなのです。
それには、まず、"無明" の正体が人間一人一人の "我" そのものだということに気づかないといけないのです。





例によって続く